クルーズとはどんな旅か

クルーズ旅行はそれ以外の船旅とどこが違っているかと言うと、一番大きな違いはスケジュールが不定だということ。
今年の4月に日本一周クルーズが実施されたからといって、翌年もあるかといえば必ずしもそうではなく、翌年の4月は世界一周クルーズになっている場合もある。
また、クルーズ旅行は国内だけではなく、海外へ出て行くものも多い。
瀬戸内海、または屋久島周辺だけのクルーズといったものや、たとえば飛行機を使ったツアーのオプションでワンナイト・クルーズが用意されていたりといった、短期間のものも設定されたりしている。


短期間のものはあまり構えていく必要もないが、長期のクルーズ旅行に参加するにはそれなりの計画がとても重要になってくる。
要するに自由になる時間と経済力がなければ長期のクルーズには出られないということだ。


クルーズでは、初めて会った人同士もいつのまにか友達になることがよくある。
同じ船の上にいるというだけで、運命共同体のような連帯意識が生れ、乗客同士の挨拶から始まって、食事の席で一緒になった人とは気軽にお喋りをしたり、イベントで友達ができるなど人の輪が広がっていく。


もちろん、干渉されたくないという人にも、船は自由に一人で過ごせる場所。
クルーズ旅行では、朝に入港して夜のうちに次の寄港地へ出発するというパターンになる。

寄港地観光は、まず海側から訪れるという状況が新鮮だ。
また、小笠原のように船でなければ行くことのできない島、あるいはアラスカや北欧のように船の方が行きやすい地域もある。
そうした地域へ安全に、かつ快適に旅行できるのがクルーズというわけだ。


寄港地では、場合によっては盛大な歓迎のセレモニーが行われることがある。
これは他の交通手段で味わえない格別なものだ。
映画のシーンなどでも、ブラス隊が演奏するようなシーンが出てくるが、まさにあれだ。

クルーズ客船の利用者は、寄港地にとっても大切なゲストとして迎えられるのだ。
だから、船出のときもテープを渡して、おなじみのシーンに出会うことができる。
特に有名な豪華客船が寄港すると、船を見に来る観光客もいるほどだ。


有名な海外の豪華客船と言うと、名門キュナード社のクイーン・メリー2が挙げられる。
クイーン・メリー2は世界初の洋上プラネタリウム「イルミネーションズ」が備えられている。
船上での星空を楽しめるのもこの船だけとなっている。

ただ広いデッキに出れば、星の輝く夜空は見放題だ。プラネタリウムが必要かどうか、個人的にはちょっと疑問に思ったが、世界一周しているとその必要性が理解できるらしい。
要するに、地球上のあちこちから見る夜空を、まずプラネタリウムで学んでからデッキに出て、その上で星座の話をしながらコミュニケーションをするのだそうだ。