船上の生活

船旅は日常を忘れて楽しもう

世界一周などで船旅をしていると、海上を一日中航行する終日航海日という日がある。
日本人の乗客の中には、船の中で一日何をしたらいいのか、悩んだり心配している人がいるようだ。
終日航海日には、さまざまなイベントやゲームなどが行なわれ、退屈するようなことはまずないと言っていい。
これらのイベントは、船内新聞でいつどのようなものが行われるか確認することができる。


また、せっかく日常とはかけ離れた空間にいるのだから、何をするでもなくのんびりと過ごすのもいいだろう。
暖かい季節であれば、デッキで横たわって居眠りをしたり読書をしたり...。そんなときでも、飲み物は自由にもらえるので、優雅な気分に浸れる。

また、豪華客船といわれるようなものだったら、プールやジム、ショップ、カジノ、あるいは図書室などさまざまな施設が完備されているので、それらを利用して終日航海日を思い思いに楽しむこともできる。

1日中海上を航行するのも、船旅の一つの醍醐味と捉え、楽しく過ごしてほしい。
船の周りは360度の水平線がのびて、青い海が広がっている。
船内も広々としているから、探検してみるのも一興だ。


朝には日の出が、夕方には空を赤く染める美しい夕日を見ることができる。
夜に港へ入るようなときは、海側から美しい夜景を見ることができる。
しかし、こういった豪華客船の場合は、せっかくなので世界一周など長期間を要した旅に利用したいものだ。

優雅な旅行というと豪華客船の飛鳥。
昔からクルーズに憧れがあったけど、料金とか時間がなかなか厳しいものがあった。
でも、ワンナイトクルーズならと思い、思い切ってツアーに参加した。
それも初代飛鳥の処女航海だ。
実は、取引先の関係でかなり割安で参加することができたのだ。




船上のイベント

長期休暇が取れると、どこかへ旅に出て気分転換をする人も多いと思う。
海外のリゾート地に出かけて、のんびりゆったり過ごしたり、あるいは世界遺産などを巡って刺激を受けたりと、その楽しみ方は、人それぞれ。

通常好みと目的で旅先を決めている人が多いと思うが、旅の幅を広げる豪華客船で巡る船旅はぜひ検討してほしい。
さながら海上を移動する一つの街のような豪華客船は、圧巻。食事はもちろんフォーマルで、カジノなどで遊びながら世界中を旅するのだ。


ダンス教室、手芸教室、カジノ教室などのカルチャースクール系、ブリッジ見学、ロープワーク教室、星座観察会など、船ならではのイベント、フィットネスなどのスポーツ系、コンサート、落語、さまざまなショーなどの芸術系など、その時によってさまざまなイベントが開かれている。
興味のあるものは、どんどん参加してみよう。
船内では、スタッフの心のこもったサービスが提供されているので、安心してクルーズを楽しむことができる。


スタッフと乗客の間には、クルーズならではの親近感と信頼感が生まれ、育まれていく。
外国人のスタッフも多いので、ちょっとした会話でも常に異国情緒が堪能できる。

重たい大きな荷物を宅配便で送ってしまえば、乗船券やパスポートなどの貴重品だけを持って港へ直行し、身ひとつで乗船できるようになっている。
荷物は、船室手前の通路に届けられ、荷物を解いて船室のキャビンに納めると、あとは我が家同然にリラックスすることができる。確かに通路や客室はちょっと狭いかもしれないが、上や下へと立体で探検できるのも魅力だ。




ドレスコード

夕食はコース料理で、3〜4種類の中からお好みのコースを選ぶことができるる場合もあるし、朝食も和食、洋食から選べる。客船で巡る世界各地でときにはビーチでBBQ(バーベキュー)をすることもあるというので、飽きることなく船旅を過ごすことができりわけだ。

そして、客船で旅をすると、ドレスコードというものが登場する。

食事などをフォーマルでいただくのは、もちろん悪くはないが、毎回それではせっかくの休暇もちょっと疲れてしまう。
しかし、カジュアル・エレガントが基本となっているので、襟付きシャツを着用していれば、ほとんど問題ないのも船旅のポイントになる。
だから、食事やイベントの旅に、ドレスコードというものが発行される。

だいたい早朝に部屋に投げ込まれる新聞に書き込まれている。

「今日のドレスコード:フォーマル」
「今日のドレスコード:カジュアル」
などだ。

このコードにあわせた衣装を着て、夕食やパーティに出席することになる。


とにかく海上で過ごす旅は、自ら趣向を凝らして新たな旅の形を作るものでもある。

世界一周クルーズや日本一周クルーズなど、定番の各種人気クルーズを催している大型客船には、全天候型の開閉式プール、2層吹き抜けのホール、ラウンジ、バー、シアター、ライブラリー、スポーツデッキ、展望大浴場、茶室、全室海側でDVDプレーヤー、そしてウォッシュレットが完備されている。
事前に申し込んでおくと、旅行中に誕生日や記念日を迎える人には船内でお祝いが用意されている。
船長主催のパーティなどで呼ばれ、壇上にあがって記念品などをいただける。


こういったサービスを利用すると、さらに特別な船旅になることは間違いない。
飲み物代やお土産などの船内での支払いは、下船前に一括での支払いとなっていて、船内は、現金を持ち歩くことなく伝票にサインするだけなので、とても便利。


ワンナイトクルーズから世界一周クルーズまで、日本各地、世界各地を巡るクルーズが用意されているので、インターネットなどで調べよう。
きっと自分にあったプランが見つかるはずだ。





船旅への心構え

船旅では、こうしなさいとか、それをしてはダメだと指図する人はいない。
時間に縛られて何かしなければならないということもない。
当然、納期や期日に追われることもない。そういう環境の中に放り込まれるのだ。

船上は、日常生活から離れ、自分で好きな過ごし方ができる場所。どうしたら良いのか分からなくなったら、船内新聞を見て面白そうなイベントに参加してみたり、デッキで海をぼんやり眺めるなどして物思いにふけるのも良いだろう。
船の上ではゆったりとした時間が流れているから、それを楽しみたい。
初めて、ある程度長期の船旅に出ると、働き虫の日本人は不安になる。その不安を払拭するのに少し時間がかかるようだ。

筆者が初めて船旅に出た時、ディナーで知り合った人が、「こんなことしていてもいいんだろうか」と漏らしていた。
休みのときには当然旅行にも行くだろうし、そういうときに罪悪感は抱かないのだろうが、船旅に出ると簡単には連絡が取れなくなるし、急遽戻らなくてはならないという場合も、すぐに戻ることはできない。
当時は携帯電話もなく、陸地との連絡方法はFAXと公衆電話のみだった。公衆電話を利用したときのテレフォンカードの減り方は尋常ではなかった。


ところで、船旅好きなら誰もが憧れるのがクイーン・エリザベスだ。いまは2世になっている。
よく日本にも寄港するのでお馴染み。横浜港に停泊する様子は荘厳そのものだ。
内部では、宿泊する客室によって専用のレストランが指定されていて、すべての客室では24時間のルームサービス、直通電話、毎朝の新聞、そして毎晩のターンダウンサービスを利用できるようになっている。
濃紺と白のツートンカラーがとても印象的で、5泊6日で大体17万という区間クルーズを利用すると、まったく手が届かないという船ではないのだ。


小まめにホームページなどをチェックしていると、特別割引料金もゲットできるかもしれない。
チャンスを活かして豪華客船で船旅を楽しんでほしい。
船内には、日常生活に必要なものはほとんど用意されているから、持っていく荷物は、船旅を楽しむためのアイテムと捉えて、コンパクトにまとめることがポイントになる。クルーズ客船では、荷物の量に制限がないので、中にはお気に入りのバーセット(お酒を飲むバーだ)を持ち込む人もいるらしい。自分でカクテルを作って、デッキで友人とカクテルを楽しむという人もいるらしい。